2015.06.01
さて、今日はワックスでの指輪の原型の作り方をさらっとご紹介いたします。
どんな手順で作業していくのか、全体的なイメージがつかめると、なんとなく見通しが立つというか、安心できますよね。
さっそくですが、まず最初に使用する素材、ワックスをご紹介します。
ろうそくのロウのような素材で、熱に弱いのが特徴です。
【ステップ1】
このながーいちくわ状のワックスを「使いたい幅」に、「ケガキ」で印をつけていきます。
写真では5,6mmの幅に先の細い道具で引っかいて傷をつけています。
【ステップ2】
指輪の幅にカットします。
「のこぎりなんて触るの小学校の図工の授業以来~(汗)ちょっと無理かも?」というかたも大丈夫。
実際にはガイド(補助器具)を使ってきるので、ほぼまっすぐに切れますよ。ご安心下さい。
【ステップ3】
指輪の内側をドリル(リングリーマー)で広げていきます。
親指でワックスをぐいぐいと押しながら回していくと、内側が削れてかつおぶし状のひらひらとしたワックスがでてきます。
なるべく安定した均一なちから加減でしっかり押していきます。
ご自分の指のサイズに近づいたところで、ストップ。
【ステップ4】
次はやすりを使って、内側をきれいにすべすべに仕上げます。
小指が立ってるのはスルーして下さい(笑)
【ステップ5】
今度は側面を平らにしていきます。
ヤスリとサンドペーパーを使って、根気よくサイドの平面を出していきます。指を置いているところがより削れてきてしまうので、ちょっとずつ指の置く場所をずらしながら、両面削っていきます。
【ステップ6】
最後に外側をヤスリで削り、つるつるに仕上げて完成です。
【完成】
最後は納得いくまでつるんつるんに仕上げていただきますよ。
はい、完成です。
☆ ☆
以上がシンプルな「平打ちリング」と呼ばれる指輪の作り方です。
ここからさらに「甲丸リング」にしていくには、角を削って落とすという工程が加わりますし、そもそもウエーブリングでしたら平らを出す工程が無くなって、ひたすらヤスリで削っていくという風にデザインによって作業工程の違いはありますのでご了承下さいね。
少しは手作りのあらすじが見えてきましたでしょうか?是非参考にしてみてください。
店長おぎた
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