婚約指輪のお返し、何がおすすめ？いつまでにお返しするもの？

婚約指輪のお返しの必要性

結婚するにあたって、婚約指輪をもらうケースもあるでしょう。この時素敵な指輪をもらった感謝のしるしとして、お返しを渡すケースも見られます。この婚約指輪のお返しは必要なのか、必要なのであればいつまでに渡すべきなのか、など迷うことがあるかもしれません。
結論から言うと、絶対にお返しをしなければならないという類いのものではありません。あくまでお礼の意味合いとして、任意で渡すものとなります。そもそも婚約指輪のルーツはヨーロッパであるという説もありますが、ヨーロッパではお返しという習慣はありません。日本独自の文化として発展していったと考えられています。

ウエディングフォトスタジオの情報サイトによると、半数以上の方が婚約指輪をもらったことに対して、お返しのプレゼントを何もしていません。ただし、具体的な品物は渡さなくとも、婚約指輪をくれたことに対する感謝の気持ちは伝えることが大切です。このようなちょっとした気遣いが素敵な夫婦関係を構築していくことにつながります。

お返しをする場合は、婚約指輪のおおよそ半分から3分の1の値段の品物を贈るのが一般的です。しかし、結婚式や今後の生活などでもお金が必要となるため、無理のない価格でお返しするようにしましょう。そのうえで何を渡せば相手が喜んでくれるか、いろいろと検討してみることがおすすめです。

婚約指輪のお返しはいつまでに渡すべきか

婚約指輪のお返しを渡そうと決めた場合、いつまでに渡すべきかと悩むことがあるでしょう。ここでポイントになるのは、婚約指輪を頂いたタイミングです。指輪は婚約記念品であるため、結納や両家顔合わせの際に頂くのが適した場と考えられてきましたが、実際にはプロポーズの時に言葉とともに頂くケースが多いです。
この場合でも、結納や顔合わせの時に改めて、ケースに指輪を入れた状態で男性が持参するのがエチケットです。そして結納の席で男性にはめてもらい、両家の親に披露するのが一般的です。
このような流れを考えると、お返しは指輪を披露した後のタイミングがおすすめです。結納や顔合わせの場にあらかじめ品物を持っていって、そこで渡すとスマートです。この時、プレゼントのようにきれいにラッピングをしておくといいでしょう。

最近では、お返しとして男性にスーツをプレゼントするという女性も少なからず見られます。この場合持参するとなるとかさばるため、前もって相手に渡しておいて、当日着用してきてもらったうえで両家の両親にお披露目するというのもおすすめです。
中には2人で一緒に指輪やお返しを選ぶというカップルもいるでしょう。この場合でも、両家の親に披露するという従来の形式を重視した方がいいです。これからは家族ぐるみのお付き合いとなるので、良いスタートが切れるように配慮することが重要です。

また、近年、結納や顔合わせを省略するパターンも珍しくありません。そうなると、いつまでに渡せばいいのか困ってしまうかもしれません。もしこのような場がない場合は、結婚式までの期間で渡すようにしましょう。

おすすめの品物について

婚約指輪のお返しをいつまでに行うべきかわかったところで、今度は具体的にどのような品物がおすすめなのかは気になる部分でしょう。基本的に相手が喜びそうなものであれば、何でも構いません。しかし具体的にイメージできない場合は、以下のようなものがポピュラーです。

代表的なものは、腕時計です。どのような方でも、あって困るようなものではないためです。更に、結婚してこれから一緒に時を刻んでいきたいという思いも込めることができます。ブランド物の腕時計であれば、大体指輪の半返し前後の金額に見合ったモデルも数多くあります。

財布も定番のアイテムです。毎日持ち歩くものですし、長く愛用できるものです。男性が持ち歩く財布としては、二つ折りもしくは長財布が主流です。そのほかにも開閉方法や、クレジットカードがどのくらい収納できるかなど、相手が使いやすいであろう機能なども吟味しながら購入しましょう。

スーツをプレゼントする時は、相手が腕時計や財布など既にお気に入りのものを持っている場合などにしましょう。サラリーマンにとっては毎日着用するものですから、たくさんあっても困るものではないですが、自分ではなかなか購入できない高級ブランドのものがおすすめです。
それ以外にも、スーツに関連してくるベルトや靴など小物もセットにしてプレゼントするのも一考です。普段スーツを着用する機会が多い男性相手であれば、ネクタイピンも人気です。女性と比較すると、男性はあまりアクセサリーを身につけないという人も多いですが、ネクタイピンであればさりげないおしゃれが可能になり、より魅力的な大人の男性を演出できます。このようなアイテムをベースにして、相手が喜んで使ってくれるようなものを探してみましょう。