7月の誕生石「ルビー(紅玉)」 | 手作り結婚指輪・婚約指輪の工房スミス

7月の誕生石「ルビー(紅玉)」

#誕生石
2019/12/26

世界の誕生石について

月ごとに定めた宝石を誕生石と呼びますが、カルチャーとして日本に根付くようになってから、まだほんの数十年しか経っていません。もともとは18世紀のポーランドが発祥とされており、20世紀に入りアメリカで統一した基準が設けられました。例えば1月はガーネット、2月はアメジストなどのように、各月に宝石が1個、または月によっては2個以上割り当てられています。他の国々もアメリカの基準を参考に、その国の風土や文化に合わせて独自の誕生石を制定していきました。

日本では7月の誕生石はルビーですが、イギリスではルビーだけではなくカーネリアンもプラスされています。海を挟んでイギリスの向かいに位置するフランスでは、カーネリアンのみです。またインドではルビーは8月の誕生石で、7月はサファイアです。このように、世界の多くの国で同じ宝石を選んでいる場合もあれば、全く別のもののが選ばれている場合もあります。一つの国の中でもいくつかの考え方に分かれていることもあるなど、あらゆる事情でアレンジしているのが現状です。

アメリカは3月にブラッドストーンとアクアマリンを選んでいますが、日本はそれにサンゴを付け加えています。これは桃の節句がある3月のイメージに合わせて、ピンク色のサンゴを誕生石の一つとして加えたからです。また、同様に新緑が美しい5月には緑色の宝石であるヒスイも加えられています。いずれにしても四季の移り変わりにより、自然がさまざまな表情を見せる日本独自の風土や考え方に基づいてマッチングされています。

誕生石の楽しみ方

日本では、自分がこの世に生を受けた月の宝石をあしらったアクセサリーなどを着用するのが、一般的な誕生石の利用方法です。宝石は、色味や種類などから違う意味やパワーがあると考えられており、誕生石をまるでお守りと同等の扱いをしている人も少なくありません。身に付けると幸運に恵まれたり、悪いものから身を守ったりできるという古くからの考え方が浸透しているからです。ところが、歴史を遡ると必ずしも自分の誕生石を身に付けるだけが正しい利用方法であるわけではないことがわかります。

誕生石の起源は、12種類の宝石が縫い付けられた胸飾りに関する記述などがあることから、旧約聖書だと言われています。新約聖書の中にも城壁にある12の門が、一つひとつ異なる宝石で飾られていたと書かれています。このように12種類の宝石が登場することから、1年間すべての月に割り当てる利用方法に繋がったと考えられています。

18世紀までの西洋では1年分すべての宝石を所有し、その月に合わせたものを着用する利用方法が主流でした。そうすることでおしゃれを楽しむだけでなく、癒しの効果もアップすると考えられていたからです。19世紀に入ると、自分の誕生月の宝石を身に付ける利用方法が考え出されました。金銭的にあまり余裕のない一般の人にとって、宝石を12種類揃えて月替わりで取り換えるのは簡単ではありません。そこで当時の宝石商などが、広く普及させていくため、7月はルビーなどと生まれ月の宝石を身に付ける利用方法を考案しました。それが今の誕生石の利用方法に繋がっています。

ルビーの持つ意味とは

宝石はそれぞれに意味や効能を持っているとされています。1月のガーネットは実りを象徴する宝石であることから、努力や愛を結実させる力があると考えられています。また4月のダイヤモンドは純白であることやダイヤモンド自体の強度などから永遠の愛の象徴とされていて、婚約指輪などに使われます。それだけでなく硬度が高いといった特徴から、強さを象徴する宝石としても知られています。

7月の誕生石であるルビーは、紅玉という和名の通り赤い色をした石です。コランダムという鉱物の一種で、その中でも赤い色をしたものをルビーと呼び、赤くないものをサファイアと呼びます。ルビーは原産地により透明度に違いがあり、黒みがかって見えたり紫がかって見えたりします。これは、チタンなどの不純物が含まれているためです。 宝石には、花言葉と同じように宝石言葉があります。ルビーの場合は情熱、自由、勇気などが該当します。自由という言葉から、自由に独立するというイメージに繋がり、成人の記念としてルビーを使った品物をプレゼントする習慣もあります。情熱という言葉からは恋愛運や仕事運をアップさせられるとも考えられていて、さまざまな困難を乗り越え成功に結びつくとされています。

金婚式や銀婚式などと同じように、ルビー婚式というものもあり、これは結婚40年の節目を祝うためのものです。夫婦が40年かけて培った深い信頼や誠意を表す象徴が深紅のルビーだとされています。記念としてルビーを使ったアクセサリー類などを贈り合うこともあり、女性には指輪やネックレスなどが人気です。男性にもアクセサリー類を身に付ける人は多いですが、女性のようにルビーを主張するデザインではなく、ブレスレットなどにさりげなくあしらわれているものなどが定番のプレゼントの一つです。