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指輪で金属アレルギーを起こさない為に

指輪で金属アレルギーを起こさない為に

発症する原因ときっかけ

日常的に身に付ける結婚指輪の素材は、金属アレルギーのリスクもあるということを考えて選びましょう。これは接触性皮膚炎と言い、金属に接触している部分の皮膚にかゆみや赤み、かぶれなどの炎症が起こり、完治させることは難しい症状です。
肌に直接触れるピアスなどを付けて皮膚がかぶれるようなことがあれば、原因となる金属に触れないでおくことが一番です。金属アレルギーは、汗などにより金属の成分が溶け出すことで起こります。
イオン化して皮膚のたんぱく質と結びつき、変質したたんぱく質となり、皮膚が異物と判断して防御する免疫反応という説が一般的です。

近年は金属ナノ粒子が関係しているという説が注目を集めているので、原因は一概には言えません。生まれつき発症させる遺伝子を持っているわけではないですが、なりやすい体質は遺伝することがあります。
花粉症はアレルゲンに対する抗体が体内で作られることで、症状が起きます。それと同じく、体の中に入った金属がアレルギーを引き起こします。その証拠に金属アレルギーテストで反応が見られる陽性率は、ピアス経験のある人は約20%に対し、ピアス経験のない人は約9%という結果が出ています。

ピアスを開けてから間がない、開けた穴の状態が悪ければ、金属イオンが体内に入ってしまいます。金属が使われているアクセサリーを付けていなくても、歯科治療で銀歯などの金属が使われます。
また、大豆やチョコレートを始め、ほとんどの食品にはわずかですが金属が入っています。革製品も柔らかくする、なめしという作業で使っています。他に汗をかきやすい体質の方は発症しやすく、指輪の汚れが起因となることもあります。

指輪は素材に注意して選ぶ

金属アレルギーを発症しやすい方が結婚指輪を選ぶときは、素材の選定に十分注意することです。アレルギーの可能性が高いメタルアレルゲンと呼ばれる金属の中で、もっともリスクが高いのがニッケルです。
硬貨や身近な生活用品に多く使われていますが、直接耳に触れるピアス部分には、ニッケルを含む金属を使用しないように呼びかけているところもあります。まれに、合金のホワイトゴールドの指輪などに使われることがあるので注意が必要です。

メタルアレルゲンのうち、結婚指輪で特に気を付けたいのはパラジウムです。ほとんどのプラチナやホワイトゴールドに混ぜられています。性質がニッケルと似ているので、ニッケルで皮膚トラブルになる方は、パラジウムでもトラブルになる確率が高いとされます。
また、そこまでリスクはありませんが、銅は人により金属アレルギーを起こすことがあります。最近、指輪の素材として人気があるピンクゴールドは金に銅を配合しており、赤い色が強くなるほど銅の配合率が高くなります。イエローゴールドやシルバーにも含まれているので注意しましょう。

金や銀、プラチナは発症率が低いとされますが、純度が高くても他の金属が混じっていないか、確認することが必要です。チタン、ジルコニウム、タンタルは金属アレルギーが起こりにくい素材です。表面を酸化被膜で覆っているため、金属イオンが溶け出しません。安全性が高いので医療用の人工骨として使用されるほどです。アレルギーに対してきちんと向き合って結婚指輪の制作の相談ができる工房もあります。

金属アレルギーを引き起こしにくい指輪の素材は?

「金属アレルギーがある人は結婚指輪をすることができないのか?」と言えば、決してそんなことはなく、そういう方は金属アレルギーを引き起こしにくい素材の結婚指輪を見つけることをおすすめしています。

前述でもお伝えした通り、金属アレルギーは金属が汗などで溶けだしたことにより、アレルギーを引き起こします。
そして、金属アレルギーはプラチナや金を保護するために使われる、パラジウムや銅によって引き起こしやすくなります。

そこで、プラチナや金の強度を保護するために使用する素材を、レアメタルにすることで、質を保ちながら金属アレルギーを持つ方にも見つけやすくなります。
レアメタルと呼ばれる金属の種類には、「チタン」を筆頭に「ジルコニウム」「ハフニウム」「ニオブ」「タンタル」「イリジウム」が挙げられます。

日常的に触れることになる指輪の場合、「アレルギー反応を起こさない金属」を使用することで金属アレルギーを抑えることができます。

金属アレルギーを引き起こしやすい指輪の素材は?

前述でもお伝えしましたが、金属アレルギーを引き起こしやすい素材として「パラジウム」や「銅」、他にも「ニッケル」「コバルト」「スズ」「クロム」「銀」が挙げられます。

これらの金属は加工しやすい上に値段が安価であるため、世に多く出回っております。そのためアクセサリーだけでなく、歯科治療の器具や革製品などがキッカケで金属アレルギーを引き起こす方もいます。

とくに「パラジウム」は、大半のプラチナやゴールドの結婚指輪に使われているため、金属アレルギー持ちの方が素材を吟味せず購入してしまうと、後になって公開することになります。

既に金属アレルギーであることを自覚している方は素材の確認を、潜在的に金属アレルギーを感じている方は一度パッチテストをすることをおすすめします。

発症を防ぐためにはどうすれば良いのか

金属と一言で言っても、さまざまな種類があります。そのため、これまで金属でアレルギー症状があった方は、自分がいずれで発症をする確率が高いのかを医療機関で調べておくと安心できます。アレルギーがあると信じていた金属が、医療機関で調べたら全然違う金属だったというケースもあります。
もっとも信頼性が高いのはパッチテストで、試薬を付けたシートを背中や腕に貼ってチェックします。症状により保険適用で検査できますが、汗をかきやすい夏は検査に向いていません。

もし、アレルギーの症状があれば、パッチテストでアレルゲンを特定することができます。今は症状が出なかったとしても、今後、金属アレルギーの症状は一切出ないとは限りません。これまで大丈夫だったプラチナの結婚指輪で、10年目にアレルギーが出たというケースもあります。 <>br結婚指輪で発症しないようにするには、アレルギー症状の心配をしなくても良い金属の素材を選ぶことです。そして気温が高いときやスポーツをするときは、汗をかきやすいので指輪を外すようにします。

こまめに汗を拭きとるようにし、指輪に付けいた汗や汚れにも常に注意してこまめに洗うようにします。他に対策として有効なのが、皮膚に触れる金属部分にコート剤を塗る方法です。マニキュアのような瓶に入っているので、持ち運びに便利です。
ゴム製のため剥がれやすいですが、剥がれたら上から再度塗るようにします。結婚指輪を制作する工房では金属アレルギーの方に合った素材を提案してくれるので、アドバイスを受けてみましょう。

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