婚約指輪・結婚指輪のダイヤモンドの質を調べる方法 | 手作り結婚指輪・婚約指輪の工房スミス

婚約指輪・結婚指輪のダイヤモンドの質を調べる方法

#結婚指輪・婚約指輪の豆知識
2019/12/26

ダイヤモンドの質を決める4C

婚約指輪や結婚指輪で人気のダイヤモンドの品質は、4つのCで測られます。1つは重量の単位であるカラットのCです。1カラットは0.2gでカラットの数字が大きいと、ダイヤモンドの粒も大きくなります。ダイヤモンドは大きな粒になればなるほど光り輝き、美しく見えます。2つ目はカラーのCです。ほとんどのダイヤモンドはかすかに色が付いており、無色透明なほど質が高くなります。最高ランクがDカラーで、黄色みがかる度合いが強くなるに従い、Zカラーまでランク付けがされています。

3つ目は透明度の単位であるクラリティのCです。ダイヤモンドはインクルージョンと呼ばれる含有鉱物や不純物、研磨時などに付くキズが少ないほど輝きが増します。グレードはFLからI3までランク付けがされています。肉眼では分かりませんが、顕微鏡で不純物が目立たないのはVS2以上になります。4つ目は輝きを決めるカットを表すCです。研磨技術のランクを評価し、形状と研磨仕上げ、対称性で判定されます。最高レベルはExcellentで、5段階にランク付けされています。

クラリティの質が低い場合は、カットのレベルはダイヤモンドの輝きや美しさに大きな影響はありませんが、クラリティがVS2以上の場合は、カットのレベルが大きな影響を与えます。ダイヤモンドは以上の4つのCを総合評価して質のランクを決めています。大粒の方が存在感はありますが、粒は小さくてもカットの輝きのグレードが高いなどバランスを考えることも大切です。品質はプロが使用するような専用器具があれば、家庭でも調べられるものもあります。ただ、プロでも見極めるのは難しい作業なので正確な鑑定は難しいと言えます。

カラットやカラーの質を調べる

結婚指輪や婚約指輪に使用されるダイヤモンドのカラットは、一般的に小数点第2位から3位まで計測されます。もし自分でカラットの質を調べようと思ったら、小数点第2位までは計測できる精密な秤が必要です。デジタルスケールなら千円前後で購入できますが、この方法は粒単体が測れる場合のみ有効です。結婚指輪や婚約指輪に収まっているダイヤモンドを計測するには、重量を測定する公式を用いる必要があります。その場合も直径や深さなどを計測するために、ノギスやマイクロメーターなどが必要になります。

一般的なダイヤモンドのカットと比率や角度が異なる場合は、公式に2%から25%ほど加える必要があります。同じラウンド型でも計測する箇所によって直径が異なることがあるので、何ヶ所か計測して平均値を求めるようにします。ちなみに結婚指輪や婚約指輪で人気があるのは0.3カラットです。

カラーを鑑定する際、プロはマスターストーンと呼ばれる、基準のダイヤモンドと比較して判定します。結婚指輪や婚約指輪におすすめのカラーのグレードはG以上です。家庭で調べる場合は費用負担を考えて、キュービックジルコニアなどで作られたマスターストーンの使用がおすすめです。また、なるべく白い壁の部屋で、午前中の北向きの窓の自然光の下で作業をするようにしましょう。ただ、カラーの鑑定はプロでも判別が難しく、結婚指輪や婚約指輪に埋め込まれた状態では尚更、判定することは難しくなります。家庭で正確なカラーの鑑定はあまり期待できないと言えます。

クラリティやカットの質を調べる

ダイヤモンドの透明度を決めるクラリティを調べるときは、宝石用の10倍ルーペを使用します。不純物がまったく含まれないダイヤモンドはありませんが、ゼロに近いほどグレードが高くなります。また、大きさやカット状態など石の外観が透明度に与える要素も判定の対象です。ルーペで確認できる不純物の状態により、6つのランク分けとさらに細かい品質基準があり、11レベルで評価されます。

FLと次のIFは10倍ルーペでも不純物が見当たらず、IFは外観のキズや表面のカットが若干見つかります。VVS1とVVS2はごくわずかな不純物がありますが、熟練した鑑定士でも判定が難しいレベルです。VS1とVS2は透明度には影響しないレベルの不純物になります。SI1とSI2は10倍ルーペで不純物が多く見つかります。I1、I2、I3のレベルは宝石用と工業用の境目になります。ちなみに結婚指輪や婚約指輪にはVS2以上がおすすめです。

ダイヤモンドの研磨技術であるカットの質は、基本形のラウンドブリリアントカットのみで鑑定されます。Excellent、Very good、Goodなど5つのレベルがあり、テーブル面の大きさや角度、深さに加えて、研磨状態や対称度などで測ります。カットの良し悪しがクラリティ、輝きの質に影響するため、クラリティが多少低くても、カットの質が高ければ、クラリティの高いものより輝きが増すことがあります。これらのグレードを判定するための角度や深さを測るには、専用機材が必要になり、家庭で判定することはできません。結婚指輪や婚約指輪が0.3カラットならVery good以上、0.5カラットならExcellentがおすすめです。